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Led Zeppelin/Ahead And After The Prestigious Grammy Award/1972年6月18日シアトル公演 

前回より引き続き・・・

CIMG4883.jpg

絶頂期のレア音源

Empress ValleyのAhead And After、ディスク1に収録されている1972年6月18日、シアトル公演。

1972年6月に行われた第8回USツアーは、公式ライブ盤「伝説のライブ How The West Was Won」で聴ける通り、ツェッペリンの絶頂期であり、またそのわずか1年後に撮られた「狂熱のライブ The Song Remains the Same」と比較して明らかなように、ロバート・プラントの声質において最後の輝きを放った時期でした。

しかし、「伝説のライブ」で使われた6月25日LAフォーラム公演と、27日ロング・ビーチ・アリーナ公演のマルチトラック音源が存在することは明らかであっても、そこから流出しているのはロング・ビーチ・アリーナ公演からの僅か3曲のみ(What Is And What Should Never Be、Dancing Days、Moby Dick)。

Burn Like A Candleの名で知られる、6月25日のLAフォーラム公演を収録したオーディエンス録音を除けば、良い音源に恵まれていないツアーのようです。

ツェッペリンは同時期に行われていたローリング・ストーンズのUSツアーに注目を持って行かれたと感じていたらしく、それを意識してか、短いツアーの中でほとんど毎日のように素晴らしい演奏を繰り広げており、ツアー中盤に18日、19日と2日間連続で行われたシアトル公演は、2日目の19日の演奏が特に名演として名高いですが、音質が悪いのが難点。

しかし初日の18日の公演は中々の音質で捉えられており、コンサート前半の6曲しか録音されていないという欠点はあるものの、演奏も良いので一度聴いてみる価値あり。72年USツアーの数少ない良質音源です。


van72cancel.jpgvan72_art1.jpg


開演前のアナウンスから収録されており、それによるとバンクーバーから観に来るお客の為に開演時間を30分ほど遅らせた模様。これは本来同日に予定されていたバンクーバー公演がストーンズの公演で起きた暴動に危機感を抱いた市議会によって中止となってしまった為、シアトルでの開催に振り替えとなった関係上、バンクーバーから来る人たちが入場できるように開演を遅らせた措置のようです。

このツアーで導入された、「伝説のライブ」でも聞かれるThe Droneと名付けられたエフェクトがImmigrant Songの前に流れていますが、セッティングに手間取ったのか、途中で止めてしまいます。そして普通にImmigrant Song突入。

この頃もうプラントは苦しそうで、「アアア~ア!」では声がひっくり返ってしまいますが、テンションは高く、アドリブを入れて目一杯歌ってます。

Hearbreaker、Black Dog、Since I've Been Loving Youはどれもアツい演奏。プラントはStairway To Heavenで熱唱。ソロも美しい。

Going To Californiaまでの収録なのが何とも惜しい。





テープとブート


Announcement
Immigrant Song
Heartbreaker
Black Dog
Since I've Been Loving You
Stairway To Heaven
Going To California



音質は安定したまずまずのモノラル録音で、ギリギリ高音質と呼べるかな?好みによるかもしれません。
最初の2曲はギターが他の楽器に埋もれてしまって、ソロでも前面に出てこない為ちょっと聴き取りづらいですが、3曲目、Black Dogからは解決。後半のソロではキュイーン!ときらびやかな音が耳を直撃します。


コンサートの3分の1しか録れていない理由は、テーパーStan Gutowski氏が2つのテープを持ちこんだものの、2つ目のテープを逆さにセットしてしまい、公演終了まで気づかなかったとのこと。以下にレーベル名なし、Seattle 1972リリース時の宣伝文を載せておきます。


初日の18日ですが、3日にローリング・ストーンズのヴァンクーバーでのコンサートで暴動が起きた為、最終的にはヴァンクーバーでの開催が不可能になり、何台ものバスでカナダのファンをシアトルまで運んでようやく開催される結果となりました(その際にバスが渋滞に巻き込まれて開演時間が繰り下げれた経緯があり、その影響から小振りのセットリストになっています)この75シアトル等の録音者として有名なStan Gutowski録音(Tandberg製 Model 11 オープンリールデッキ、Sony製 ECM-22P マイクを使用)ですが、2本のリールテープで公演全体を録音しましたが2本目のテープのセット方向を間違えてしまい、実際にはGoing to Californiaまでで後半部分が未収録というものになってしまいました。この不完全収録ながら72年度公演としては最上位にランクされる音質(過去に極少数ではありますが、パッケージ化されてます)ですが、今回の音源はStan所有のマスターリールから初めてダイレクトにデジタル化された音源を使用しており、過去最高と断言できる、粒立ちの良い素晴らしくクリアなサウンドには感動してしまう事間違いありません。



※Stan Gutowski氏は73年7月17日、75年3月17日、21日の公演も同機材で録音した人物(Led Zeppelin Databaseより)。

Tandberg11Manual1.jpg
Gutowski氏が録音に使用したTandberg製 Model 11オープンリールデッキ



18日のシアトル公演はCD時代になってから広まったブートで、最も古いGold Standard盤、6月11日ボルチモア公演のボーナスディスク扱いで収録したFlagge盤、今回紹介しているEmpress Valley盤、そして去年か一昨年発売されたレーベル名なしのブート、Seattle 1972などがありますが、それぞれイコライジングの度合いが異なります。収録内容が短い為、他の公演とセットで発売されることが多いです。

GS-003.jpgGS-003B.jpg
依然価値のあるGold Standard盤。



FG-014.jpgFG-014B.jpg
Flagge盤。2番目にイコライジングが強い



NL-048.jpgNL-048B.jpg
レーベル名なし(Light House系)近年2013?に出たブート。最近のLH製ブートはイコライジングをやりすぎないことを売りにしていますね。音は良いのだけれどもう少しパッケージがカッコよければ良いなと思います。


それぞれの音を比較した結果、残念ながらEV盤が最もイコライジングが強かったです。好みにもよるし、テープの特性的にイコライジングが悪目立ちするわけではないので個人的にはありかと。ナチュラルな音質を好むならGold Standardかレーベル名なしのものに軍配が上がります。Empress Valley盤は1971年8月23日フォートワース公演とセットで収録し、音質が良いのに比較的知名度の低い公演を集めている点ではグッド。


いにしえのGold Standard盤が価値を保っているというのが、ひっそりと佇む名盤という感じで良いですね。


参考文献

紹介した音源全て聴けます。
http://starship.jpn.ph/zeppelin/beauty/

公式サイトより、シアトル公演初日のページ。元のバンクーバー公演のポスターなど見れます。
http://www.ledzeppelin.com/show/june-18-1972

Led Zeppelin Database。左側のメニューより、Low Gensをクリックすると各年の存在するテープのリストが見れます。Stan Gutowski氏が録音した公演は1972、73、75、77年のシアトル公演。
http://www.argenteumastrum.com/



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lusopeso

始めまして Black Beautyさんから来ました

管理人さんはThe BandとZepが好きなんですね
私も前にブログでZep音源のレビューもどきやってましたけど、このブログはちゃんとライヴの背景とか追ってて非常に参考になります

これからも更新応援してます!
[2014/01/22 19:25] - [ 編集 ]

Re: lusopeso

lusopesoさん、

はじめまして、管理人のTMです。
コメント有難うございます。


Black Beautyさんは凄いサイトですよね。
僕もいつも利用させていただいてます。リンクして頂いて感謝です。

The Bandは最近マイブームです。
Zepは一番好きですね。lusopesoさんもZepがお好きで?

参考になると言って頂いて有難うございます。更新頑張ります。笑

lusopesoさんのブログも見てみたいです。
もし良ければ教えていただけませんか?



[2014/01/22 21:49] TM [ 編集 ]

私はQueenとZepが二大巨頭な感じで、、、あとはプログレとか

拙いサイトですがどうぞ。


[2014/01/23 20:20] Lusopeso [ 編集 ]

Re:

lusopesoさんのブログ知ってますよ!!

ハンプトン公演の写真とか、どこで見つけたんだ!?とか思って興奮しました。笑

ファッションにこだわりがあるんですね。
色々な写真を載せてて面白いなーと思って見てました。

ZepとQueenですかー。Queenも取り敢えず日本公演から聞いてみたいなーと思ってるんですよね。何かオススメあります?


[2014/01/23 23:18] TM [ 編集 ]

Re:

あ、ちなみにプログレはフロイド、プロコルハルム、あとちょいイエス?辺りを時々聴いてます。あまり詳しくないもんで・・・
[2014/01/23 23:20] TM [ 編集 ]

私71年Zepの画像集めに凝ってまして、ハンプトンはサイトで見つけたときは嬉しかったですww
TMさんはお若いみたいですが、私も未成年です
身内にブログばれて今更新してないんですよね。。

クイーン来日モノははとにかく嬌声がすごいんで、覚悟が必要。75年ツアーは最終日武道館がオススメ
76年は初日か3/31の武道館
79年はフレディガタガタなので玄人向け
81年はタランチュラの出してるやつが音いいです
82年は札幌かな
まあ普通に74レインボウ(シートキーカーズ)79年のカンボジア支援コンサートから聴いてもよさそう

プログレはあんまり注目されないイエスライブとかアレアとかクリムゾンとかねえ、、、、
[2014/01/25 02:05] lusopeso [ 編集 ]

Re:

詳細なQueen情報有難うございます。取り敢えず74のレインボーからyoutubeでみてみます。


プログレはもう少ししたら書こうかな。


71年のZep演奏中の良い写真は中々ないですよねー。凄いですよハンプトンw

lusopesoさん未成年なんですか。お互い若者ですねw 近い年でzepファンがいて嬉しい限りです。

そういえば書いてありましたね。
身内にバレてって・・・確かに相当コアな趣味ではあるw 厳しいっすね。
他の所では書いていないんですか?
[2014/01/25 15:45] TM [ 編集 ]

ttp://lusopeso.tumblr.com
↑一応画像保存用にTumblerやってるんですが、レビューはまだやってないですね
こっちで再開しようかな

特にUKツアーの画像を探してますね、最近出たZepのムック本に唐突に1971年冬のUKツアーの画像があって買おうか悩んだり←人に話すとコアすぎて引かれる




[2014/01/25 18:06] Lusopeso [ 編集 ]

Re:

tumblr見ましたよー

良いZep写真集めてますね!見たことないものばかりで感動しました。ブログでも使いたい・・・


レビュー再開しましょうよー。






[2014/01/26 15:08] TM [ 編集 ]

どうぞどうぞ!使いましょう
元を正せば私は画像拾ってるだけですからww

そうですね、、、今日一本書いてみようかな

[2014/01/26 15:55] lusopeso [ 編集 ]

Re:

有難いっす。

早速アップしましたね。仕事が早いw
tumblrのアカウント作ります。
[2014/01/27 12:50] TM [ 編集 ]

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