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Led Zeppelin/Orlando Magic//1971年8月31日オーランド公演 

写真 (23)



近年突如としてEmpress Valleyレーベルからリリースされたサウンドボード音源。

1971年の公演でサウンドボードの存在が知られているのは4月1日のロンドン公演(BBC)、9月4日のトロント公演(StairwayからMoby Dickまでの6曲のみ)、9月9日のハンプトン公演の3つだけだったところに発掘されたので(大阪公演の音源ををSBDとすれば4つ)、ファンからすれば一大事だったでしょう。

Empress Valleyが発売したのはFlorida Sunshine/Orlando Magicと2つ名前がある奇妙なブートで、初回版はLPサイズのオーディエンス録音のみのディスクも入った4CD仕様。「燃えろレッドツェッペリン!」と旧い書体で書かれた帯が付いており、ファンが喜びそうなツボ押さえてます。「カリフォルニアを超えた!」とバークレー公演を収録した名盤Going to Californiaを挑発するうたい文句は相当な自信の表れでしょうか。


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音質

ハンプトン公演をもっとクリアにした感じ。各楽器は明瞭に聴き取れるし、音がシャープ。バスドラやベースの音が迫力満点なのに加え、歓声も程よく入っている、素晴らしいサウンドボード。

Immigrant songはギターのジャカジャカが少し低音に埋もれてしまっていますが、ソロでは全面に出てきてギャンギャン鳴ってます。

73年後半辺りの乾いた感じの音のサウンドボードとは違う、コクがあってネットリした音。

本公演は古くからはオーディエンス録音がH&Y recordsレーベルのOrlando Madnessのパート1~2、そしてLemon SongレーベルのWelcome to Disneylandパート1~2を通して知られており、ボード音源を補う形で編集されています。

具体的にいうと、オーディエンス録音は開始前のアナウンス、Dazedのボウソロ手前部分、Celebration Dayのイントロ以降からThat's The Way、Going to California、そしてWhat is and what should never beの途中まで使用されています。コンサート中盤でサウンドボードが欠落しているので不完全な感じがします。

オーディエンス録音自体も、元々Moby Dickまでしか収録していないので、Whole Lotta Loveのボード音源の欠落を補えるテープがなく、ブツッと切れてしまうのが残念!その後ボード音源はThank You前のオルガンソロから復活し、Thank Youと終演後のアナウンスまで収録して終了。ウィリアムさんの財布がステージに落ちてます、という内容をサウンドボードで聴けます!うん。

オーディエンス録音の音質はお世辞にも高音質とはいえません。ステージからの距離があり音が団子状になってしまっているので、オーディエンス録音の部分が続くと聴いてるのがツライ・・・・

なのでアコースティックセット辺りはあまり聴かないですね。Immigrant songからStairway to heavenまでは素晴らしい音質で楽しめます。


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Lemon Song盤

写真 (21)
当方の所有するeelgrass盤はEmpress Valleyの丸コピ。
ジャケにはレーベル名が書いておりませんが、ディスクにはegの文字が。

このタイトル以降、Empress Valleyからサウンドボードものの新作が出るたびにすぐコピーを出すレーベルとして知られるようになります。

当方が購入した理由は、当時Empress盤がレアで価格が高騰していたのに対して比較的安く、入手しやすかったから。ジャケの写真も気に入ってます。今ならEmpress盤のオリジナルもサウンドボードメインの2CDのみのプラケ版で再発してる為、5000円くらいで手に入るんですが。




演奏

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全米ツアー序盤の勢いから、中盤以降の安定した(高いレベルを維持した)流れに移行する時期かな、と。
特にプラントの喉が年初めの絶頂を極めていた頃から少し連戦の疲れの影響を見せ始める頃。
前年のような、いつでも喉に構わず絶叫するような荒業が出来なくなります。

そんな喉の状態にプラントはまだ気づいておらず、色々なところでアクロバットをかまそうとして声がひっくり返っています。それは例えばBlack Dogの最高音や、Stairwayの絶叫部分で一番高い音が不安定だったり、ひっくり返る形で垣間見えます。

それでもプラントは果敢に高音域にチャレンジ。あまり気にしていないようですね。笑
そのうち出るだろ!というような勢い。

実際、後のハンプトンやバークレー公演よりもパワフルな歌唱を披露しており、Immigrant songやSince I've been loving youなどでは時折鳥肌が立つような雄叫びを聴かせてくれます。

1970~1972年のわずか3年間しか演奏されなかった(出来なかった)Immigrant songですが、1971年のものがプラントの喉の状態と、ソロの完成度の高さとの兼ね合いがとれた完成型ではないでしょうか。

この日の演奏も爆裂しています。


SETLIST

Immigrant Song
Heartbreaker
Since I've Been Loving You
Dazed And Confused(曲中オーディエンス録音で補てん)
Black Dog
Stairway To Heaven
Celebration Day(イントロ以降はオーディエンス録音)
That's The Way(オーディエンス)
Going To California(オーディエンス)
What Is And What Should Never Be(途中までオーディエンス)
Moby Dick
Whole Lotta Love(途中でカット)
Organ Solo~Thank You(カットイン?)



開演前、MCが客をなだめようとする様子が記録されています。

「他の人達が呼吸できるように、一歩下がってくれると助かるよ」

Immigrant song~Heartbreakerの2曲で幕を明けるライブじゃ誰も下がらなかったでしょうね。笑

実際、ゼップのライブには血気盛んな若者が集い、プラントが引くくらいドンチャン騒ぎがエスカレートすることもしょっちゅうあったようです。この頃のセットリストでは客が暴れすぎないよう、冒頭2曲で爆裂した後、Since I've been loving youで一旦落ち着かせる流れになっています。

プラントも同曲を「アツくなりすぎる前にペースを落とそう」といって紹介しています。

ここでのプラントの絶叫は鳥肌モノ。
ギターソロが終わってプラントが飛び込んでくる瞬間の叫びには背筋がゾクっとします。


ペイジについてはソロの展開など、まだ固まっていない部分が多いのか、普段以上に独創的なアドリブをしているのが特徴。曲の合間にも色々なリフを弾いて遊んでます。

トラックリストにも曲名が登場しますが、Akashic盤のタイトルのもとになってるYou really got meはキンクスが1964年に録音したヒット曲。

What is and what should never beの前にチョロッとリフを弾くくらいです。笑

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独創的ペイジと言えば、本日のDazed And Confusedのソロ中には何とWhite Summerが登場。


未発売の「IV」からは新曲Black DogとStairway to heavenが連続でお披露目。Stairwayのソロも固まっていないのが面白い。

Stairway直後から始まるCelebration Dayはファンキーなリフ付き。やっぱりペイジさん冴えてますよ!
ただし本編に入った途端オーディエンス録音に切り替わってしまうのが何とも惜しいところ。


Whole Lotta Loveは冒頭にペイジが超絶かっこいいリフを繰り出し、バンドごとそこに乗っかっていき、そのまま曲に突入。

Led Zeppelin Databseによるとメドレーには(<< Boogie Chillun, My Baby Left Me, Mess O' Blues..)が含まれている模様。

Boogie Chillunに入る直前にはプラントがエキサイトした客を注意してローディーのClive Coulsonを呼びだすシーンが。

Mess O' Blues前半部ではペイジがワウを踏み始めますが、残念なことに途中で辞めてしまいます。いい感じだったのに。

そして最後にペイジのジャカジャカリフにプラントがノリノリで入ってくる曲に突入したところでテープが切れます。あまり聴けない展開なだけに惜しい!


アンコールはThank You。この曲のサウンドボード音源は貴重。

この曲の前にも何かやったかもしれませんが、テープが存在しないため、確認不可能。


同曲終了後、ステージからのアナウンスでWilliam Combis(?)さんの財布が落ちてるよ、と発表されます。プラントに注意された輩でしょうか。




感想

Empress盤の帯にあった、Going to Californiaブートを超えた!といううたい文句についてはどうかと思いますが、演奏の完成度ならバークリー公演、勢いと突発的な何かを期待するのであれば本公演となるのでは。

とてもエネルギッシュで何が飛び出すかわからない、ゼップの面白さがよく現れている公演だと思います。


最近は75年と77年のものばかりリリースしているEmpress Valleyですが、また一つ見つけ出してくれませんかねー?いや、もちろん未だに新しく出していること自体が凄いのですが・・・1973年以前のサウンドボードものはもう存在しないのでしょうか。

いや、07年にも再結成ライブの時期にパリのラジオ局が69年の音源を放出したし、2018年はツェッペリン結成50周年。再びアトランティックレーベルの方は記念にキャンペーンとか打つだろうし、それに合わせてどこかから再び・・・なんて期待し過ぎか。笑

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参考文献

公式サイトよりオーランド公演のページ。あまり充実してません。
http://www.ledzeppelin.com/show/august-31-1971

Collector's Music Reviewsより、Empress Valley盤のレビュー
http://www.collectorsmusicreviews.com/empress-valley-label/led-zeppelin-florida-sunshine-orlando-magic-empress-valley-evsd-225226/



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