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Derek and the Dominos/"The Majestic Stand"/1970年11月20日アフタヌーン・ショー 

写真 (41)




クラプトン自ら最高のバンドと称するドミノス。

クリームの時代のメンバー間の軋轢やスターとしての重圧に苦しんだクラプトンが、ブラインド・フェイスでも「スーパーグループ」としての注目から逃れられず、アメリカ南部のサウンドを追求していたデラニー・アンド・ボニーに身を隠すようにして参加し、後にそのリズム隊を招き結成したバンド。


ギター、キーボード、ベース、ドラムという4名によるタイトなユニットが展開したサウンドはそれまでのロックのスーパースターとしてのクラプトンから、70年代を通してのよりブルース基調の、アメリカ南部のレイドバックサウンドへの転換点となったようです。


「最高の音楽」を演奏していた、とクラプトンは語っていますが、ドラッグの蔓延によるメンバー間との軋轢からわずか1年でセカンドアルバム製作中にケンカ別れ。ドミノスの歴史はたった1枚のスタジオアルバム「レイラ」と2枚のライブ盤「イン・コンサート」、「ライブ・アット・ザ・フィルモア」(ライブ盤はどちらもバンド解散後の発売)を残しただけ、ツアーも1970年に行われたUKツアーとUSツアーのみという形で幕を閉じたのです。


スポットライトから逃れたかったクラプトンはバンド名も「デレク・アンド・ザ・ドミノス」と架空の名前を使用し、自身が参加していることを宣伝しないよう努めたらしいのですが、活動期間も短かった割には多くの音源が残されている気がします。同じく1年程の活動で幕を閉じたブラインド・フェイスよりは充実してますね。





本日取り上げるのはクラプトンを専門とするレーベル、Mid Vallleyによる"The Majestic Stand"。


最後のツアーとなったUSツアー後半、10月16日フィラデルフィア公演と、11月20日サンタモニカ公演のアフタヌーン・ショー、イブニング・ショーの3公演を3枚のディスクに収録。



Collector's Music Reviewsなど、いくつかのサイトの情報を総合してつじつまを合わせてみると、1999年に限定の黒いボックス「30th Anniversary Edition」としてEmpress Valleyレーベルから発売され、その後横長のスリップケース入りの通常版が発売された模様。その後、2000年8月にレーベル名を変え、Mid Valleyから再び再発された模様。当時はまだEmpressがツェッペリン、Midがクラプトン、て分けられていなかったんですね。もうこのブートが世に出てから13年以上経っているんですねー。もう40周年を過ぎてます。

ちなみに、30th Anniversary Editionのみ、ディスク4にボーナスとしてライブとは関係のないジャムセッションの音源が収録されています。

majesticbox.jpgmajesticboxb.jpgmajesticboxin.jpgmaj_lim.jpg
Empress Valley30周年限定ボックス


majestic.jpgmajesticb.jpg
Empress Valley通常版






そして当方が所有するのはMid Valley盤。プラケース仕様ですが、中にはドミノスのバックステージ・パスのステッカーと、表ジャケのクラプトンの写真を使用したミニ・ポスターが付いています。

写真
バックステージパスは人にあげちゃいました



そしてその内今回取り上げるのは11月20日サンタモニカのアフタヌーン・ショー(午後)、レイト・ショー(夜)の両公演。



元々はウィリアム・スタウト氏によるジャケットで飾ったTMOQ(Trade Mark of Quality)レーベルの"Stormy Monday"なるブートで初登場した音源ですが、LPでは収録曲が非常に少ないのが残念。

DerekDominoesStormy.jpg
スーパーギターマン 笑


このサンタモニカ公演の両公演の全貌が明らかになったのはMajestic Standのおかげみたいです。
その後、2006年にPaddingtonなるレーベルから元のスタウトジャケを使用し、タイトルもそのまま、Stormy Mondayとして両公演を収録したブートが発売されましたが、このブート、新しいから内容もアップグレードされているのかと思いきや、ちょっと曲者でした。数年前に音源だけダウンロードして聴きましたが、Why Does~(どちらの公演だったかは忘れたw)のイントロで少し演奏をリピート、又はもう片方の公演から拝借して長くみせている部分があったと思います。これは個人的にはいただけないので、こりゃいらん、と思って削除した覚えがあるんですよー。音質に関していうと、少しヒス軽減などの措置はとられているようです。Collector'sの方でも「音圧を上げている」といったことが書いてあります。


アフタヌーン、レイトショーの両方を収録したのがこの二つのブートのみ、しかも発売から長い間が経過しているとのことで、ネットにアップグレード版が出回っても不思議ではないと思うんですが、まだないというのならThe Majestic Standはマスターからの収録の可能性もありますね。いずれにせよ、現時点でのブートでの決定盤はこちらの方でしょうか。


stormy-monday-paddington.jpg
Paddington盤




ちなみに、アフタヌーン・ショーの方のみですと、Watch Towerから「Live at Santa Monica~Original TMOQ Tape Volume 1」、そしてGodfather Recordsから「Let's Play Domino」なるタイトルで数年前にリリースされており、Godfather盤の方はリマスターによりクラプトンのギターの迫力が増している、とのこと。


dominos-live-at-santa-monica-tmoq.jpgletsplaydomino.jpg





ところでこのサンタモニカ公演、前述のデラニー・アンド・ボニーからデラニー・ブラムレットが両公演に参加しているのがポイント。

クラプトンが自伝でも感謝の言葉を述べており、敬愛しているデラニーですが、コンサートを聴いてみると何かがおかしい。

ギターが上手いはずのデラニーが、そこら中で音を外しまくっています。クラプトンが曲中にソロの順番を回そうとしても、ちょこっと弾いたり弾かなかったり、クラプトンが再びソロを取り直す、というような場面も多く見られます。あまりボーカルでは参加しないのですが、アフタヌーン・ショーのLet It Rainでは、最後のRaaaaaaaaaaaaaainと叫ぶところで、聴くのが耐えがたい金切り声を挙げており、もうどうしちゃったの!?という感じです。

一説にはバンドのメンバーを引き抜かれた腹いせだ、というような話もありますが、最初から公演に参加しない、またはクラプトンの方もレイト・ショーまで参加させない、といった選択肢もあったのではないでしょうか?デラニーの性格を知らないのでわかりませんが。

ドミノスの面々がかなりの薬物を使っていたことは有名ですし、デラニーはそれに巻き込まれてフラフラにラリッてしまったのでは?という意見もあります。

クラプトンがこのことについて言及しているのをみたことがないので、どなたかご存じの方いらっしゃいましたら情報下さい!

写真 (41)
クラプトンとデラニー




音質

TMOQレーベルの仕事ということですが、同レーベルの名盤、ストーンズの"Live'r Than You'll Ever Be"とほぼ同じような音質です。


ステージから多少の距離は感じますが、空間に残響が広がってライブの臨場感が良く伝わってきます。
アフタヌーン・ショー、レイト・ショー共に似たような音質ですが、どちらかと言うとアフタヌーン・ショーの方が多少の音揺れなどが目立つものの、クラプトンのギターがオンに収録されており、迫力があるように感じます。それに対し、レイト・ショーは録音がもっと安定しており、アフタヌーン・ショーより若干音に広がりがある分、クラプトンとデラニーのギターが同じくらいの(ところどころデラニーのギターの方が音が大きいことも)バランスで収録されています。





演奏



アフタヌーン・ショー



Got to get better in a little while (フェイドイン。06:50辺りに音のドロップアウト有り。07:25にも音量が小さくなる個所あり。)

Key to the highway

Why does love got to be so sad

Blues power

Have you ever loved a woman

Tell the truth

All night long (Derek's Boogie)

Let it rain (フェイドイン。音揺れ有り)
 





Got to get betterではのっけからデラニーのスライドが炸裂。悪い意味で。
幸いなことに音のバランスでカバーされますが。ソロが終わってボーカルに戻る前のテーマ(?)の部分が一番バンド全体の音量が低くなるため、デラニーのギターがしっかり聞こえてしまいます。 


Key to the highwayはクラプトンがワウを踏んでいて楽しそう。まずデラニーがソロを取りますが、これがなかなか酷い。クラプトンの番が回ってきてほっとします。


Why does love冒頭のジャムはデラニーのおかげでチューニングのような印象。すぐに歌に突入。
ソロはまずクラプトン。一瞬デラニーに譲るのか、と思わせる間がありますが、デラニーにその気はないようで、クラプトンが最後まで弾ききります。後半はほぼ全部クラプトンが弾いて終わり。




Blues powerでは後半、デラニーソロあり。しかしクラプトンのギターの方がよく聞こえ、曲全体のドライブ感にも助けられ、目立たずに終わります。最後のKeep on! Keep on!でクラプトンも張り切って良い形でHave you ever loved a womanに繋がります。


Have youではじっくりスローブルースを楽しめます。クラプトンの若さあふれる情熱的ボーカル、ソロの後に少しデラニーが出てくるのですが、不思議とそれまでのように音を外しまくるようなことをしないので、大丈夫です。なんじゃそりゃ笑。


Tell the truthも、あまりデラニーが目立たず終わるのでOK。


All night long (Derek's boogie)ではついにデラニーがここぞとばかりに思いっきり歌ってます。ところがしっかりと彼らしいソウルフルなボーカルを聴かせてくれるので、なぜにギターがこれほど酷いのか、改めて疑問です。笑
クラプトンがソロをとり、途中デラニーとギターバトルでも繰り広げたかったのでしょうか、勢いを止める部分があるのですが、ここでもデラニー、クラプトンの気持ちに応えず!ただ音数が少なくなってさびしくなってしまいます。クラプトンが再びソロを取り、デラニーが歌って終了。


Let it rainではドラムソロ後のRaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaain!でデラニーが金切り声。ぎゃー。
同曲終了後も楽器を鳴らしている音がしばらく聞こえるので、まだアンコールがあったのかもしれませんね。




続く

後半はレイト・ショーについて書きます。





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